meg merryの本棚から(11)ちびしかくちゃん/さくらももこ
読書の秋には、想いのこもったラブレターをとっておきの本に添えて贈りましょう!
気になる本があったら、ぜひぜひ贈りものに、または2人でシェアして楽しんでいただきたいです♡
そんな、ラブレター専門店「meg merry」からのご提案をブログ連載しています。
前回に引き続き、今回もマンガを紹介します。
ちび…エ…「ちびしかくちゃん」です。
「ちびまる子ちゃん」作者のさくらももこさんによる “セルフパロディ“だそうです。
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まず表紙のイラスト、デザイン、キャッチコピー。
すべてインパクト強すぎです。強い。
「こんなのあるんだ…」。
一昨年から作品があったらしいのですが、存在を全然知らなかったので衝撃。
会社帰りにまたなにか、おもしろいマンガがあったらほしいな〜お給料日だしな〜
、と浮かれた気持ちにパンチされたような気分。
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まる、ではなく四角い顔をもつ「しか子」。
とっても意地悪な友達「だまちゃん」や、
そんなには優しくない「友象おじいちゃん」など、
ちびまる子ちゃんの世界とは、顔がそっくりでも性格が違うキャラクターたちの中で
次々に後味悪すぎる理不尽に襲われるしか子。
襲われたら襲われたきり、救いはありません…
しか子がテレビを前に、のびのび生きる「ちびまる子ちゃん」を見て
自分の人生との違いを悲しく思う場面は、涙無しには読み進められません。
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正直、ラブレターに添えて贈る本には向いてないと思います。
しかし逆に、ズバリ、冗談のわかる相手、ブラックユーモアが好きな方へは、
すごくぴったりな贈りものになるでしょう〜
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りぼんコミックス、20年くらいぶりに買いました。
いまはりぼんも他の少女マンガも、
コミックスの表紙の、四角い枠のテンプレートはなくなって
表紙全面に凝ったデザインがされてることが多いですね。
それもカワイイけど、四角い枠も風情があります。なつかしい。
本がちょっと軽くなった気がします。
値段は当時とほとんど変わらない420円くらい? です。
実際に紙が変わって軽くなったのか、
わたしの中で、20年前に400円も出して買ったものとの違いが生まれてしまったのかはわかりません。
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わたしたちの日常のなかで今までずっと見てきた「まる子」と
この作品の「しか子」の違いを思うこと、
そして なつかしのりぼんコミックスを手に取ることで、
ノスタルジーに浸ってみるのがいいと思います。
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マンガやアニメの情報には詳しいつもりだったのですが、
こんなにインパクトある作品に全然気づいていなかったなんて…
こうして SNSで情報を発信する側になってみて、改めて情報過多社会を感じます。
疲れた頭を、マンガでゆるませるのが、秋の夜長にはぴったりです。
今日の本は、「りぼん」モチーフのポストカードを添えて。
ズバリ、気心知れた、長年のお友達に贈るのがいいでしょう〜
こちらの記事でも、マンガを紹介しています。あわせてどうぞ。
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