meg merryの本棚から(5)食堂かたつむり/小川糸
読書の秋には、想いのこもったラブレターをとっておきの本に添えて贈りましょう!
気になる本があったら、ぜひぜひ贈りものに、または2人でシェアして楽しんでいただきたいです♡
そんな、ラブレター専門店「meg merry」からのご提案をブログ連載しています。
今回の本は小川糸さんの「食堂かたつむり」です!
instagramで「#本好きさんと繋がりたい」「#読書好きさんと繋がりたい」タグを使わせていただいています。
使わせていただくのはもちろん、他の人の投稿を見るのも毎日楽しみ!
以前から大好きな一冊「食堂かたつむり」は、
instagram上でレビューを書かれている方がたくさんいらっしゃったので、
今日は私もご紹介させていただきたいなと思います♡
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恋人に裏切られ、声が出なくなってしまったことをきっかけに、
山間のふるさとへ帰って食堂を始めることにした主人公。
決まったメニューではなく、一日一組だけのお客様だけにぴったりのメニューを提供する「食堂かたつむり」を通した、主人公と村のひとたち・家族との交流が書かれます。
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「一日一組だけ、しかもそのお客さんだけのメニューを考えて出すなんて、
現実的じゃないし経営が大変そう…」
ちょっとそう思っちゃいますよね。ちょっとだけ、ちょっとだけ…
だけど「食堂かたつむり」みたいな、優しい世界のお話を読むときくらいは
そんな考え方はちょっと遠くに置いてみたほうがいいんじゃないかなと思います。
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私が「食堂かたつむり」で注目したポイントは、仕事についてのあり方でした。
一日一組だけお客さんを迎え、向き合い、ぴったり合ったメニューを作って提供する。
「自分も、相手も喜んでくれる仕事」がしたい人にとっては、
夢みたいな素敵なシチュエーションではないでしょうか?
たくさんお金が稼げなくても、お客さん一人一人を大切に、笑顔が見える仕事をしたい。
できることなら、自分が作ったものを、お客さんの心に直接届けたい。
いろんなものやサービスが溢れている今だからこそ「食堂かたつむり」の主人公のような姿勢で仕事がしたいな。
確かに現実的ではありませんが、秋の夜長の読書時間、物語の中だとしても
現実の自分のお仕事や、理想のお仕事について考えをめぐらせるのもいいかもしれません。
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今回の本は「活版印刷のホワイトレター」を添えて贈ります。
真っ白な、厚みのある白い紙に白いインクで活版印刷を施しています。
真っ白な紙は、きっと素直な気持ちが綴れそう。
とっておきのギフトには、手書きのメッセージを添えて贈りたいですね♡
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