meg merryの本棚から(14)サラバ!/西加奈子

冬の訪れを感じつつある日々ですが、思いを込めた「本を贈る」ラブレターのある生活は続けたい…! ラブレター専門店「meg merry」では、引き続き、不定期ですが、読書ブログを続けていきます♡ 本日もお付き合いください〜〜


今日の本は、西加奈子さんの第152回・直木賞受賞作「サラバ!」。 文庫版が上・中・下巻で発売されたので、ずっと読みたかった作品をこの機会に読んでみました。


西加奈子さんの本、大好きです。以前「白いしるし」という激しい恋をテーマにした小説のご紹介もさせていただきました。


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西加奈子さんの本を読むようになったきっかけは、もう三年くらい? 四年くらい? 前に「オードリーのオールナイトニッポン」に、海外ロケへ行ってしまった春日の代わりにゲスト出演されていたとき、トークがめちゃくちゃにおもしろかったことでした。たしかプロレスの話をしてたんじゃないかな。それからは小説もエッセイも、文庫になっているものでお店で目に付いたものから買って読んでいたので、いまや代表作になった「サラバ!」は今頃読むことになりました。本は通勤電車で読む派なので文庫版が良き。


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…前おきが長くなってしまいました、本題にもどりましょう。上・中・下巻通して、文庫版では総ページ数が900ページ以上の長編小説です。西加奈子さんの本でも特に長いんじゃないかな。主人公の”歩”という男がイランで生まれてから、日本に戻り、エジプトへ行き、また日本へ戻り、およそ30歳半ばになるまでの長い長いお話です。 


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母譲りの美しい容姿をもって生まれたおかげで、幼少期〜青年期を大変豊かに過ごしたものの、青年期を過ぎ、容姿に異変が起こったことをきっかけに狂っていく、しかし、小さい頃には心の底で忌み嫌っていた人の言葉を理解したとき、再び歩み出すことができる…といったストーリーです。


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幼稚園時代にはこんなこと、小学校時代には日本でこんなこと、エジプトではこんなこと…と、インパクトあるキーワードやエピソードを盛り込みつつ、前半は(個人的には)特に何事もなく語られるように感じられる反面、ぐいぐい読み込み読み進めていける西加奈子さん特有の感じ。一方、文庫版の下巻に入ると、一気に話が動いて、上・中巻は前フリだったのかなと思わされる感じ。


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歩の人生のタイムラインに沿って語られ、人格が形成されていく過程を読み続けると(またも当たり前のことなのですが)人ひとりには必ず、誰しもに人生と物語があることを感じさせられます。前にも読書ブログでこんな感想を述べたことがある気がしますが、寂しくもあり、当然のことだから考えを改めよと自分に言いたくもなり。とにかく、理由はよくわからないけどちょっとでも寂しそうな顔を見せてきたりする男性には、もっとやさしくしたほうがいいかな、歩みたいな人生だったらと思うと…と考えたりしてみました。 


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また、「サラバ!」を読んでいたのは10月上旬ころのことだったのですが、インターネットを使い倒す仕事をしていたことで典型的な「ネット疲れ」に陥っており、900ページを越える超長編小説を読み込んでいる少しの時間だけは、癒しを感じました。読書をどれくらい好きか、ということにもよると思いますが、ネット、主にSNSなんかで矢継ぎ早に情報が送られてくるのに疲れた方には、長編小説がオススメです。作中にもそんな描写がありますしね。



さて、今回の本「サラバ!」に添えて贈りたいのは「ミニラブレターセット ネコみたいなカレへ」。すでにこの本を読まれた方は、ニヤニヤできるチョイスではないでしょうか…! にやにや こちらのラブレターセットのデザインをアレンジした、11月のカレンダー壁紙も配布中です♡ こちらもぜひダウンロードしてみてくださいー!


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ハンドメイドのラブレター専門店「meg merry」のポータルサイトです。 吉祥寺の小さなアパートから「想いが伝わる、ラブレターのための紙もの雑貨」をお届けします。 ラブレターを受け取った相手に長く大事にしてもらえるような、 シンプルで可愛すぎないアイテムをめざしています。 「ラブレター専門店」として、素敵な時間・素敵な思い出のお手伝いができるよう努めてまいります。

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